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2017年9月1日金曜日

JAXA、国際宇宙ステーションで魚を用いた遺伝子実験など実施へ。ゼブラフィッシュなどのNASA搬入・搬出業務を入札で調達。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、近く、国際宇宙ステーション(ISS)でゼブラフィッシュを用いた遺伝子実験などのライフサイエンス実験を実施する予定であることが分かった。少なくとも、「宇宙滞在による筋収縮メカニズムの解明」と「アルツハイマー病や糖尿病などの発症機構の解明」などを目的とした実験2件を実施するとみられる。今月1日、JAXAは、「SpaceX-13ライフサイエンス系実験に係る日米間輸送及び支援」と題し、ゼブラフィッシュなどをケネディー宇宙センターへ搬入し、ISSから回収後に日本に帰国させる輸送業務などの調達に着手した。



日本実験棟「きぼう」(JEM)
(C)NASA


JAXAが公表した調達仕様書によれば、今年11月上旬にゼブラフィッシュを格納したコンテナを5個、筑波宇宙センターからケネディ宇宙センターへ搬入する。また、来年1月上旬にはISSフライト後のゼブラフィッシュをジョンソン宇宙センターから、比較用に地上で実験したゼブラフィッシュをそれぞれ京都大学へ搬入する予定。米国行きはJAXA関係者による機内持ち込み、帰国は冷凍輸送を行う。このほか、タンパク質についても、自然科学研究機構の分子科学研究所とNASA間で同様の輸送を行う予定だ。


JAXAは、今回調達する輸送業務について、「水棲実験(瀬原テーマ)及びアミロイド実験(加藤テーマ)」に伴う輸送としている。ISSにおけるライフサイエンス実験を巡っては、平成27年度に次のテーマが採択されており、今回の実験はこれら実験テーマをISSで実施するものとみられる。


平成27年度「きぼう」利用フィジビリティスタディテーマ募集選定案件(選定された12案件中、今回実施されると思われるテーマを抜粋)
  1. ゼブラフィッシュを用いた宇宙滞在感受性遺伝子の同定とその感知機構の解明/京都大学/瀬原教授
  2. 神経変性疾患の発症機構解明に向けた微小重力環境下でのアミロイド線維形成と性状評価/自然科学研究機構/加藤教授



京都大瀬原教授の研究テーマでは、コイ科の小型魚類、ゼブラフィッシュを用いて宇宙滞在による筋肉の収縮メカニズムを解明する。これまでの宇宙実験では、ゼブラフィッシュを宇宙滞在させた結果、骨格筋の維持に関連する遺伝子に変化が見られており、この現象の原因が、遺伝子が微小重力の影響を感受したためなのか、それとも宇宙空間を飛び交う放射線(宇宙線、宇宙放射線)などの影響によるものなのかを明らかにする。


また、自然科学研究機構加藤教授の研究テーマでは、アルツハイマー病や糖尿病などの原因となるタンパク質「アミロイド線維」を、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」(JEM)の微少重力環境下に置き、観察する。地上で予備実験を行ってきた結果、宇宙ではアミロイド線維の毒性が変化し、疾患の発生のしやすさが変化する可能性があるという。具体的には、アミロイド線維は、微小重力環境では形成が比較的遅くなると予想されることから、宇宙ステーションでアミロイドを観察することで、アルツハイマー病や糖尿病などの疾患が発症する仕組みの解明を目指す。


今回、JAXAはこれらの実験に必要なゼブラフィッシュなどをNASAとの間で往来させるための輸送関連業務を調達するとみられる。輸送関連業務の調達は履行能力の事前審査を経て、価格を競争する一般競争入札で行われる。25日までの書類提出を経て、来月5日に入札が実施される予定。実験試料は、ファルコン9ロケットで打ち上げられる米国の「ドラゴン補給船」で搬入されると見られる。


ドラゴン補給線
(C)NASA


ライフサイエンス実験の詳細はJAXAのウェブサイトを参照。
JAXA宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター「~宇宙・加齢・疾病の筋萎縮メカニズムを総合的に解析~
JAXA宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター「神経変性疾患の原因分子「アミロイド線維」の形成機構の解明~
JAXA宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター「平成27年度「きぼう」利用フィジビリティスタディテーマ募集の選定結果について
JAXA宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター「ファルコン9ロケット


ゼブラフィッシュなどの輸送関連業務の調達の詳細はJAXAの入札情報公開システムを参照。
JAXA「入札情報公開システム
JAXA「契約・調達情報

2017年8月31日木曜日

【速報】【平成30年度概算要求】各府省の航空宇宙予算、文科省1,950億円、防衛省887億円など計上。

各府省は31日までに平成30年度予算の概算要求を財務省へ提出、公表した。概算要求に計上された主な項目は次のとおり。()内は今年度予算に対する差額。



文部科学省
 H3ロケット              340億円(149億円増)
 イプシロンロケット高度化         16億円(  3億円増)
 先進光学衛星/先進レーダ衛星       65億円( 39億円増)
 技術試験衛星9号機            11億円(  3億円増)
 X線天文衛星代替機            45億円( 22億円増)
 深宇宙探査技術実証機(DESTINY)   2億円  (新規)
 新型宇宙ステーション補給機(HTV-X) 36億円( 10億円増)
 国際宇宙探査ミッションの開発研究      5億円  (新規)
 次世代航空科学技術の研究開発       37億円(  4億円増)
 ISS日本実験棟「きぼう」の運用等   116億円 (ほぼ同額)


経産省
 政府衛星のデータのオープン&フリー化
 及び利用環境整備事業費          13億円  (新規)

内閣府
 実用準天頂衛星システムによるサービス提供 79億円  (新規)
 みちびき初号機後継機の開発・整備・打上げ 77億円( 13億円)

国土交通省
 首都空港等の機能強化
 (羽田空港の飛行経路見直し等)     191億円(  1億円)
 地方空港・地方航空ネットワークの活性化
 (沖縄、福岡の滑走路増設等)      470億円(  1億円)

総務省
 衛星通信における量子暗号技術の研究開発   3億円  (新規)

防衛省
 宇宙状況監視に係る取組
 (米国やJAXAとの連携強化等)     44億円
 衛星通信の利用
(Xバンド防衛通信衛星3号機の一部整備等)730億円
 商用画像衛星・気象衛星の利用
 (超小型地球観測衛星や
  JAXAのALOS-2の利用等)   112億円

【筑波宇宙センター特別公開2017】JAXA、「日本JAXA学会」を開催へ。学会スタイルで研究開発を紹介。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は来月30日の筑波宇宙センターの特別公開におけるアトラクションとして、「日本JAXA学会」を開催する。日本JAXA学会(JAJAS)は特別公開限りで設立する架空の学会。JAXAの研究開発部門の研究者が発表する。


日本JAXA学会は初めての取組。本物の学会さながら、「学会名札」や「ポスターセッション」も用意するという。今回、JAXAは高校生以上を推奨として一般から80名程度の参加を募集する。主な発表内容は次のとおり。

セッション1 「JAXAの歴史」

  1. 宇宙機の巧みさ、そして知能
  2. 人工衛星用リチウムイオンバッテリの正負極材の結晶構造変化に伴う性能劣化とその検知手法の研究
  3. 宇宙用精密ベアリングの低摩擦・長寿命化に向けたリテーナインスタビリティの現象解明と対策


セッション2 「JAXAの未来」

  1. 衛星構造に要求される3つの「安定性」に関わる技術課題
  2. 液体ロケットエンジン燃焼器の再生冷却性能予測のための熱-流体連成解析技術の構築
  3. 軌道上での人工衛星への燃料補給ビジネスの事業性及び法的検討
  4. 越夜時の熱リーク低減を目的とした月面探査ローバへの非接触電力伝送適用に関する研究



詳細はJAXAのウェブサイトを参照。
JAXA「日本JAXA学会第一回学術講演大会
JAXA「日本JAXA学会第一回学術講演大会プログラム

2017年8月30日水曜日

防衛省競争的資金:JAXA極超音速技術など14課題を採択

防衛装備庁は29日、同庁の競争的資金制度「安全保障技術研究推進制度」の平成29年度分の新規採択結果を公表した。公的研究機関や大学、企業等から104件の応募があり、14課題を採択している。



安全保障技術研究推進制度
出展:防衛装備庁説明会資料




安全保障技術研究推進制度は、将来の防衛分野の研究開発に資する基礎研究を対象とした競争的資金。平成29年度で3年目を迎え、既に「塗料より軽い」電子顕微鏡レベルの構造による発色技術などの成果が創出されているという。従来の数千万円規模の研究に加え、今年度からは5年で最大20億円を投じる大型研究も採択する大幅な拡充がなされ、募集件数(104件)・採択件数(14件)ともに過去最大となった。


(参考)防衛省が公表した新規採択課題のうち、航空宇宙関連と思われる主なもの

  • 極超音速飛行に向けた流体・燃焼の基盤的技術 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
  • 無冷却タービンを成立させる革新的材料技術に関する研究 IHI
  • マルチアングル3次元ホログラフィックGB-SARによる不均質媒質内埋設物の高分解能な立体形状推定に関する研究 JAXA
  • 電気化学的手法によるCFRP接着界面域におけるエポキシ当量測定 JAXA


詳細は防衛装備庁による採択研究課題の公表を参照。
防衛省「安全保障技術研究推進制度の平成29年度採択研究課題について
防衛装備庁「平成29年度新規採択研究課題について
防衛装備庁「平成29年度安全保障技術研究推進制度応募概要
防衛装備庁「平成29年度安全保障技術研究推進制度公募説明会
防衛装備庁「安全保障技術研究推進制度

2017年8月29日火曜日

準天頂衛星「みちびき4号機」、10月10日打上げへ。

三菱重工宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、H-2Aロケット36号機による準天頂衛星「みちびき4号機」の打ち上げを10月10日に予定していると発表した。種子島宇宙センターより、同日午前7時頃の打ち上げ予定。



「みちびき4号機」により、東西南北、高さ、時刻の計算に必要な4機体制が完成される。政府は4機体制の整備を通じて、来年度からセンチメートルレベルの精密な位置情報の提供を開始し、自動走行、あるいは観光アプリ、災害情報通報などの新たなビジネスチャンスの創出が期待できるとしている。


詳細はJAXAなどのプレスリリースを参照。
三菱重工・JAXAプレスリリース「H-H-IIAロケット36号機による「みちびき4号機」(準天頂衛星)の打上げについて



2017年8月28日月曜日

グアテマラ外相更迭か。訪日中、筑波宇宙センター等視察予定。

外務省は25日、グアテマラのモラレス外務大臣が、27日から29日まで訪日すると発表した。他方、NHKや共同通信などによれば、モラレス大臣が解任されたと報じられており、グアテマラ外務省のウェブページにおいても、モラレス大臣と別の人物が大臣として紹介されている。発表日時点で外務省はモラレス大臣が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センター等を視察する予定としていた。



外務省のウェブサイトのうち、グアテマラに関するページでは、モラレス大臣の紹介が維持されている。筑波宇宙センター等の訪問目的、具体的な日時、変更の有無等は明らかにされていない。外務省は今回のモラレス大臣訪日により、「モラレス外務大臣の訪日により,我が国とグアテマラとの友好協力関係が一層強化されることが期待され」るとしていた。


詳細は外務省の報道発表を参照。
外務省報道発表「モラレス・グアテマラ外務大臣の訪日

2017年8月26日土曜日

ムラヤマ、筑波宇宙センター特別公開開催支援業務を受注。214百万円で落札。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、筑波宇宙センター特別公開に関する開催支援業務の入札結果を公表した。ムラヤマが214万円で落札している。



特別公開は9月30日(土)に開催予定。水ロケット工作教室や大西宇宙飛行士の講演、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」(JEM)の運用管制官の模擬体験などのイベントが予定されている。


ムラヤマは明治35(1902)年創業のイベント・ディスプレイ企画会社。過去にはビートルズ来日公演のステージを制作したほか、東京オリンピック、大阪万博、日韓ワールドカップにも参画した実績を持つ。今回の特別公開開催支援業務の入札はいったん、応札者が存在しない「入札不調」となっていたが、JAXAの再入札に対し、ムラヤマが応じ、214万円で落札した。ムラヤマの他に応札者が存在したのかは明らかにされていない。


特別公開の詳細についてはJAXAの「ファン!ファン!JAXA」などを参照。
JAXA「9月30日(土)筑波宇宙センター特別公開開催!!
JAXA「ファン!ファン!JAXA

特別公開の支援業務の調達の詳細については、JAXAの入札情報公開システムを参照。
JAXA「入札情報公開システム
JAXA「契約・調達情報


関連記事

2017年8月25日金曜日

JAXA、宇宙センター内のイノシシ捕獲を実施。280万円投じる。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)角田宇宙センター内のイノシシ捕獲に着手したことが分かった。280万円を投じて東北野生動物保護管理センターにイノシシの捕獲作業を発注している。



角田宇宙センターは宮城県角田市に所在するロケットエンジンの研究などを行うJAXA事業所。。東京ディズニーランド2個分の1.7平方kmの敷地を持つ。最寄駅から3km、最寄りのコンビニまで1km。市街地とは自衛隊駐屯地、工業団地を挟んだ形で位置し、「イノシシが駆け回り、白鳥が羽を休める豊かな自然の中」(角田宇宙センター勤務経験のあるJAXA職員)にあるという。


JAXAでは昨年度以来、角田宇宙センターにおけるイノシシ対策関連の発注が続いている。昨年夏に「イノシシの生息・被害状況調査及び危険防止対策企画」を求め、同年11月と今年6月にイノシシの捕獲作業を実施している。さらに、「イノシシ侵入対策」用に約1,900万円で事業所外周のフェンスを補強するなど、四半期に一度、イノシシ関連の入札を行っている状況だ。


今年宮城県が策定した「第三期宮城県イノシシ管理計画」で、角田市は「重点区域」21市町村の1つに指定されている。近年宮城県内のイノシシの生息分布は「確実に広がっている」とみられるが、角田市では宮城県内でもいち早くイノシシの農業被害が報告されている。平成23年時点で、宮城県内のイノシシの生息数は約2万5千頭に上る(県の推計)。


角田宇宙センターにおけるイノシシ対策関連調達
平成28年
 7月 イノシシの生息・被害状況調査及び危害防止対策企画の提案
    →135万円で東北野生動物保護管理センターが受注
11月 イノシシ捕獲他作業
    →194万円で東北野生動物保護管理センターが受注

平成29年
 1月 イノシシ侵入対策用外周フェンス補強作業
    →1,890万円で八重樫工務店が受注
 6月 イノシシ捕獲作業
    →280万円で東北野生動物保護管理センターが受注


詳細はJAXAの「契約に係る情報の公表」を参照。
JAXA「契約・調達情報

2017年8月24日木曜日

太陽観測衛星「ひので」、アメリカ横断皆既日食を観測。JAXAと国立天文台、NASA。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)自然科学研究機構国立天文台は22日、太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)による皆既日食の観測画像・動画を公開した。両機関とNASAが共同で実施した。



「ひので」はJAXAの宇宙科学研究所が中心となり、国立天文台やNASA等が共同開発に参加した太陽観測衛星今回は22日のアメリカ横断皆既日食の機会に、X線望遠鏡で太陽を撮影した。JAXAと国立天文台などによれば、皆既日食は太陽コロナ観測などの貴重な機会であり、今回の観測結果については、人工衛星や地上の電子機器に影響を与える太陽風や太陽フレアの発生予測につながることが期待されるという。


詳細はJAXAなど「ひので観測チーム」による観測画像・動画を参照。
JAXAなど「太陽観測衛星「ひので」が撮影したアメリカ横断皆既日食の画像・動画を公開

2017年8月23日水曜日

ISEF2サイドイベントに向けたプレイベント開催。野村総研とJAXA。

第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)と同時開催予定の産業界向けサイドイベント「I-ISEF」に向け、プレイベントが開催されることになった。野村総研宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主催する。



野村総研は今年4月、27百万円でISEF2サイドイベントの企画業務などを受注している。今回は二種類あるサイドイベントのうち、産業界向けに開催予定のI-ISEFに向け、パネルディスカッションなどのプレイベントをJAXAと共催する。野村総研とJAXAは、今回のプレイベントを通じて「宇宙探査ビジネスの理解促進、裾野拡大、認知度向上」につなげたい考えだ。


プレイベントは9月22日(金)17時から、野村総研の東京本社で開催される。「宇宙探査の先にある未来社会像」と題し、ATカーニーの石田プリンシパル、宇宙旅行専門会社クラブツーリズム・スペースツアーズの浅川社長らが、また「2030年の宇宙経済圏ー今求められるアクションー」と題してispaceの中村CCOなどが登壇する予定だ。先着100名までの参加としている。


ISEFは宇宙探査の重要性や国際協力の重要性等の共有を目的とした国際会議。各国の閣僚や宇宙機関の長などが参加する予定。2回目となるISEF2は来年3月に国内で開催される。


詳細は野村総研のI-ISEFプレイベントに関するウェブページを参照。


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2017年8月21日月曜日

国際宇宙探査フォーラムのサイドイベントが公表。若手と産業界向け2種類。

政府が主催予定の国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)に合わせて、学生・若手社会人と産業界向けに、それぞれサイドイベントが開催されることが分かった。関係府省と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が10日、発表した。


ISEFは宇宙探査の重要性や国際協力の重要性等の共有を目的とした国際会議。各国の閣僚や宇宙機関の長などが参加する予定。2回目となるISEF2は来年3月に国内で開催される予定。


文科省とJAXAは18歳から35歳までの学生、若手社会人らを対象に、施設見学やワークショップ、キャリア相談などのサイドイベントを開催する予定。また、産業界向けにもISEF2と同会場でイベントが開催される予定だ。


各サイドイベントの詳細は今年秋以降順次周知がなされる予定。ISEF2をめぐっては、林文部科学大臣がサイドイベントの開催を検討していることを明らかにしていた。


詳細は内閣府、文科省、経産省、JAXA連名によるプレスリリースを参照。


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JAXAシンポジウム、来月12日に開催。毛利宇宙飛行士「ふわっと’92」から25周年を記念。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、来月12日に東京都内でシンポジウムを開催すると発表した。JAXAシンポジウムとして毎年開催しているもの。今年は日本人宇宙飛行士初の宇宙活動となった「ふわっと’92」実験から25周年の節目となることから、毛利飛行士本人を来賓として招く予定。



今回JAXAは「SPACE INNOVATION -未来のその先へ-」と題し、奥村理事長からJAXAの活動内容や将来に向けた検討状況の紹介が行われるほか、現在宇宙政策委員を務める山崎宇宙飛行士や政研大角南副学長、アストロスケールのブラッカビーCCOなどを招き、「宇宙開発利用の将来展望」と題したパネルディスカッションを行う予定。


有楽町朝日ホールで午後18時30分から20時30分まで開催される。参加費は無料、先着700名までの受付としている。


詳細はJAXAのプレスリリースを参照。
JAXAプレスリリース「JAXAシンポジウム2017「SPACE INNOVATION -未来のその先へ-」開催のご案内

2017年8月19日土曜日

【速報】「みちびき3号機」打上げ成功。H-IIAロケット35号機から分離。

「みちびき3号機」を搭載したH-IIAロケット35号機は種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星を分離した模様。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が配信した映像などから確認された。



今年6月に公開された「みちびき3号機」
提供:内閣府宇宙開発戦略推進事務局

2017年8月17日木曜日

三井住友海上、「損保ビジネス最前線」として宇宙保険を特集。「保険の新たな領域に挑戦」

三井住友海上がウェブサイト上で宇宙保険を特集している。新卒採用向けの「スペシャルコンテンツ」として、損保ビジネスの最前線を取り上げたもの。スペシャルコンテンツのうち「挑戦編」として新たな領域である宇宙保険を取り上げた形だ。



コンテンツでは、人工衛星にまつわる「打上げ」や「軌道上運用」を2大リスクとして紹介し、リスク管理として損害保険への加入の必要性を解説している。三井住友海上の「宇宙保険チーム」では、人工衛星やロケットの調達段階から、顧客と人工衛星製造メーカや打上げ輸送サービス会社との契約内容をチェックしているという。調達から打上げまで通常2年がかかるところ、担当者が継続的に情報収集などに取り組む。ロンドンを中心とした宇宙保険市場を介して再保険を手配していることも明らかにしている。


三井住友海上は東京海上日動などとともに、これまでも宇宙航空研究開発機構(JAXA)イプシロンロケット全球降水観測計画(GPM)にかかる宇宙保険を受注してきた実績がある。最近は、交通広告や新聞広告などでも宇宙保険を紹介している。JAXAなどの発注する宇宙保険の受注実績を持つ保険会社としては、三井住友海上や東京海上日動の他、損保ジャパン日本興亜も参加実績を持つ。


平成28年に成立した宇宙活動法により、民間企業に対してもロケット打上げにかかる宇宙保険締結などの損害担保措置を講じる義務が課せらることとなった。また、JAXAについては、人工衛星等を打ち上げる際の必須条件として、宇宙保険を締結することがJAXA法で規定されている。


詳細は三井住友海上のウェブサイトを参照。
三井住友海上「損保ビジネス最前線 挑戦編 宇宙保険
三井住友海上「損保ビジネス最前線


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東京海上など損保各社、国際共同降水観測計画関連の宇宙保険を受注。 全球降水観測計画(GPM)に関する打上げ保険など。
東京海上など損保各社、イプシロンロケット関連保険を受注。

データ中継衛星「こだま」(DRTS)、運用終了。宇宙ステーションや地球観測衛星をつないだ15年。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、データ中継衛星「こだま」(DRTS)の運用を終了し、停波したことを発表した。衛星の経年劣化が進んだため、先月31日から運用停止作業を進めていた。


「こだま」は、衛星間通信技術やデータ中継運用技術の開発・実証を目的とした研究開発衛星。平成14年9月に種子島宇宙センターから打ち上げられ、翌年1月から定常運用を開始した。定常運用期間7年に対し倍以上にあたる15年間の運用の結果、衛星の経年劣化が進み、今回の運用終了に至った。


地上700Kmの衛星などと地上とで直接通信では、アンテナの可視領域に限っての通信となるため、1回10分程度と通信可能時間が限られる。静止軌道上の「こだま」が国際宇宙ステーション(ISS)や地球観測衛星と地上を中継することで、通信可能範囲が劇的に広がることになった。「こだま」は、定常運用開始から3か月間で陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の観測データを約600TB分中継した。これは、従来JAXAの地球観測センターが30年かけて受信してきたデータ量約180TBをはるかに上回り、我が国の地球観測データ取得量を飛躍的に増加させたことが分かる。平成21年9月時点では「だいち」の観測データの98.9%が「こだま」の中継によりもたらされている。


このほか、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」(JEM)との通信を中継し、国際宇宙ステーションにおける日本独自の回線として、実験データの迅速な取得に貢献したという。


JAXAは「こだま」の後継として、「光データ中継システム」(JDRS)の開発を進めており、平成31年度の打上げを目指している。電波による中継をおこなった「こだま」と異なり、レーザー光を用いるのが特徴で、通信速度の大幅な高速化や小型化が可能になるという。


詳細はJAXAのウェブサイトを参照。
JAXA「「こだま」の運用終了について

「みちびき3号機」19日14時29分に打上げへ

三菱重工宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット35号機による「みちびき3号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)の打上げを19日の14時29分に打ち上げることを発表した。



16日に公表した打ち上げ日における具体的な打上げ時刻を公表したもの。


JAXA、筑波宇宙センター特別公開の詳細を発表。水ロケットや大西飛行士講演、宇宙ステーション管制官の模擬体験も。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日までに平成29年度の筑波宇宙センター特別公開の詳細を公表した。JAXAの公表によれば、水ロケット工作教室や大西宇宙飛行士の講演、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」(JEM)の運用管制官の模擬体験などのイベントが開催される予定だ。



筑波宇宙センター
(C)航空宇宙経済新聞


筑波宇宙センターでは基幹ロケットや宇宙ステーション、人工衛星の研究開発・運用が行われている。今回JAXAでは、筑波宇宙センターの施設を一般に開放し、これらの研究開発・運用業務を広報する。毎年恒例の水ロケット工作教室や宇宙飛行士による講演に加え、「巨大イプシロン水ロケット打上げ」や「アンテナ選抜総選挙」、宇宙ステーションや衛星試験のVR体験が予定されている。


水ロケット工作教室や大西飛行士講演会、「きぼう」運用管制官 模擬体験コーナーなどの一部イベントはウェブサイト上での事前申し込みとなっている。受け付けは手話通訳が8月25日から、その他の対象イベントは9月1日からの受付開始予定。


詳細は「ファン!ファン!JAXA」を参照、

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2017年8月16日水曜日

「みちびき3号機」、19日打上げへ。打上げ日時再設定。

三菱重工宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、中止していたH-IIAロケット35号機による「みちびき3号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)の打上げを19日に実施すると発表した。H-IIAロケット35号機の打ち上げは当初12日に予定されていたが、「ロケットの推進系等に確認すべき事項が生じた」として、中止していた。



ロケット推進系統の調査の結果、原因を特定し、対策処置が完了したとしている。

詳細はJAXAなどのプレスリリースを参照。
三菱重工・JAXA「H-IIAロケット35号機による「みちびき3号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)の打上げ日について

2017年8月15日火曜日

亀田製菓「柿の種」、宇宙日本食として認証取得。JAXAから。

亀田製菓は8日、同社の「亀田の柿の種」を「日本の宇宙飛行士が宇宙で食べられるおやつ」として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に申請し、宇宙日本食として認証を取得したと発表した。宇宙日本食は食品メーカが提案する食品をJAXAが評価し、宇宙食としての基準を満足している場合に認証する制度。これまでにもおにぎりやラーメン、カレー、サバの味噌煮などが認証されている。



亀田製菓では、もともとJAXAの宇宙日本食制度をターゲットに、平成26年から柿の種の宇宙日本食認証に向けた開発を続けていた。「柿の種発売50周年」を契機として正式なプロジェクトと位置付け、同社設立60周年を迎えた今年、宇宙日本食の認証獲得に至った形だ。


亀田製菓によれば、今回宇宙日本食の認証を取得した柿の種も、市販の「亀田の柿の種」と同じ原料・製法を用いているという。独特の「カリッとした食感」を残しつつ、繰り返し蓋を開閉したり、固定した場所にくっつけられるパッケージに収納するなど、無重力空間でも飛び散らない工夫がなされている。


亀田製菓は、今後の取り組みとして、日本人宇宙飛行士とともに柿の種が「宇宙に行くことを目指す」としている。現時点で市販の予定はないという。


宇宙日本食としては、このほか、キューピーのマヨネーズや日清食品ホールディングスのラーメン、ハウス食品のカレーやマルハニチロの魚介缶詰、山崎製パンの羊羹、ロッテのキシリトールガムなどが認証を取得している。今回の亀田製菓の発表した「柿の種」の認証について、JAXAの宇宙日本食の一覧表への反映は確認されていない。


詳細は亀田製菓のプレスリリース、JAXAの宇宙日本食に関する公表などを参照。
亀田製菓「「宇宙に飛び立て!「亀田の柿の種」!宇宙日本食「米菓(柿の種ピーナッツ入り)」としてJAXAから認証を受けました!
JAXA「認証された宇宙日本食
JAXA「宇宙日本食


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林文科相、第2回国際宇宙探査フォーラムに向けて国際ビジョン形成の意気込みを表明。産業界や若手関係者向けのサイドイベントも。

林文部科学大臣は、8日の定例記者で第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)に向け、宇宙探査に関する「国際的な共通のビジョン」作りに主導的に取り組む考えを表明した。記者からのISEF2に向けた意気込みに関する質問に答えたもの。




林大臣はISEF2について、宇宙開発の先進国のみならず新興国も参画する、閣僚級を含むハイレベル会合との認識を示したうえで、産業界や若手関係者を対象としたサイドイベントの開催を検討していることを明らかにした。アメリカの有人火星探査計画や欧州における月面基地構想に言及しつつ、宇宙探査の機運が国際的に高まっているとして、各府省と協力しながら、国際共通ビジョンを主導していく構えだ。


詳細は、文科省が公表した林文科相の定例会見の模様を参照。
文科省「林芳正文部科学大臣記者会見録(平成29年8月8日)