2013年8月10日土曜日

防衛省、高高度無人機の導入検討へ。宇宙空間の利用促進も合わせて検討。

防衛省は先月26日、今後の防衛力整備に関する中間報告書を公表した。政府における防衛大綱見直しの流れを受け、同省が設けた「防衛力の在り方検討のための委員会」における検討の方向性をまとめたもの。同報告書によれば、警戒監視能力の強化に資するものとして、「高高度滞空型無人機」の導入を検討する方向性が示されている他、指揮統制、偵察能力などの強化のため、一層の宇宙利用に踏み込む方針も提示されている。



防衛省では、従来から高高度無人機について検討、研究を行っており、10年ほど前には、総額82億円で研究を進める構想を示し、平成15年度概算要求に約3億円を計上するなどの動向もあった。今回の中間報告書では、緊迫事態における空中からの継続的監視などの点において、「現有の装備品の能力が十分ではない」とし、高高度滞空型無人機の検討する方向性を掲げている。


加えて、航空宇宙分野に関連する事項としては、「C4ISR(指揮・統制・通信・コンピューター・情報・警戒監視・偵察)能力強化のための宇宙空間利用」として、米国との連携や衛星の活用にも言及している。


詳細は防衛省が公表した検討委員会中間報告書などを参照。
防衛省「防衛力の在り方検討に関する中間報告(平成25年7月26日)
防衛省「防衛力の在り方検討に関する中間報告について(概要)
防衛省「防衛力の在り方検討に関する中間報告について

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