宇宙航空研究開発機構(JAXA)が西之島沖の噴火活動について航空機搭載の合成開口レーダーによる観測を検討していることが、16日までに明らかになった。同日付で観測飛行業務の調達に関する公告を掲載している。
JAXAの公告によれば、今回の観測に使用されるのはJAXAが所有する航空機搭載Lバンド合成開口レーダー2(Pi-SAR-L2)。1.76mという高い分解能が特徴であり、今年10月の台風26号に伴う被害観測に投入された実績を持つ。前シリーズのPi-SAR-Lについても、2011年のタイ豪雨災害に伴う観測飛行に投入されている。
今回、JAXAが調達するのは、Pi-SAR-L2の航空機への取り付けや観測飛行業務。航空会社の選定は競争参加者を公募する方式にて実施される。応募期限は来年1月7日まで。
詳細はJAXAの公告を参照。
JAXA公告「航空機搭載Lバンド合成開口レーダ2(Pi-SAR-L2)による小笠原諸島・西之島沖火山噴火状況の観測飛行」
JAXA契約・調達情報「参加者確認公募の公告」
関連記事
【小笠原西之島沖噴火活動】パスコ、新島の形成に関する衛星画像を公開。陸地の拡大、鮮明に。
0 件のコメント:
コメントを投稿