2014年1月15日水曜日

【小笠原西之島沖噴火活動】JAXA、西之島周辺の衛星画像地図を作成。台湾衛星から画像提供。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、西之島周辺の衛星画像地図を公開した。台湾国家宇宙センター(NSPO)から衛星画像の提供を受け、作成したもの。すでに関係機関に衛星画像地図を提供しているという。



今回、JAXAはセンチネルアジアの枠組みを通じ、NSPOから台湾の人工衛星FORMOSAT-2により撮影された西之島周辺の衛星画像を入手した。センチネルアジアはアジア太平洋地域の宇宙開発機関や防災機関で形成される、衛星画像による災害情報を共有する枠組み。過去には、東日本大震災に際して、センチネルアジアを通じて台湾やインド、タイから衛星画像の提供を受けた実績がある。


今回JAXAが公開した衛星画像地図からは、先月始めの噴煙の発生から新島と西之島が接続した現在までの推移が読み取れる。西之島周辺の噴火活動を巡っては、JAXA自身も航空機搭載合成開口レーダを用いた観測飛行を行う計画を明らかにしている。JAXAによる観測飛行は、今月15日に行われる見通し。


詳細はJAXAのウェブサイトを参照。
JAXA衛星利用推進サイト「防災利用実証 FORMOSAT-2(フォルモサット・ツー)衛星による西之島火山活動の観測

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