宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、「標的型不審メール訓練」に関する入札結果を公表した。入札の結果、ブレインワークスが114万円で受注したことが明らかにされている。
標的型不信メールとは、一般的に、知人や関係者を装ってウィルスを送り付ける「なりすましメール」のことを指す。JAXAでは、昨年11月になりすましメールで送信されたコンピュータウィルスが原因で、イプシロンロケットなどに関する情報が漏えいする事案が発生している。
近年のJAXAの入札結果からは、セキュリティの強化に関する継続的な発注が読み取れる。今回発注された「不信メール訓練」についても、昨年11月のなりすましメール事案の直後に同種発注がなされている。
近年のJAXAにおけるセキュリティ関連の発注
2012年
11月16日 標的型不信メール訓練の実施
ITスクエアが160万円で受注
12月20日 情報システムセキュリティに係る診断業務
ラックが275万円で受注
2013年
1月28日 JAXAネットワークの内部通信セキュリティ診断業務
富士通が179万円で受注
8月28日 標的型不信メール訓練の実施
ブレインワークスが114万円で受注
詳細はJAXAの入札情報公開システムを参照。
JAXA「入札情報公開システム」
JAXA「契約・調達情報」
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