国土交通省は10日、羽田及び成田空港の機能強化について、具体的な検討に着手する意向を明らかにした。安倍政権が掲げる「日本再興戦略」や東京オリンピックの招致成功を受けてのもの。現在、同省の航空局では羽田及び成田空港の年間発着容量を75万回まで増大させることを、最優先課題と位置づけ機能強化に取り組んでいるが、この発着容量75万回の目標を達成した以後も、機能強化を続けていく姿勢を示した形だ。
我が国の首都圏に所在する空港の発着回数は、2011年現在、羽田・成田合わせて年間56万回となっており、ニューヨーク(118万回)やロンドン(110万回)と比較すると、極めて低い水準にある。国交省航空局ではこの年間発着回数について、今年度末までに75万回へと1.5倍増させることを最優先課題に据え、両空港の機能強化に取り組んできた。
国交省は、6月14日に閣議決定された「日本再興戦略」や東京オリンピックの招致成功を受けて、年間発着容量75万回の目標達成後も、羽田及び成田空港の更なる機能強化に取り組む方針だ。今年度中に、専門家などから機能強化策を求め、来年度以降から自治体や航空会社などとの協議を進める見通しだ。
詳細は国交省のプレスリリースを参照。
国交省プレスリリース「75万回化達成以降の首都圏空港の更なる機能強化に向け、具体的な検討に着手します!」
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