2013年8月17日土曜日

NTN、英ロールス・ロイスから新型エンジン向け軸受を受注。

ベアリング大手のNTNは15日、英ロールス・ロイス社から新型エンジン向けの軸受について、受注に成功したと発表した。今回の受注は、ロールス・ロイス社がエアバスA350向けに製造する新型ジェットエンジン「Trent XWB」向けに搭載される軸受に関するもの。今後、三重県とフランスのNTN系列工場で量産される計画だ。



A350は来年から商用飛行が予定されているエアバス社の中型旅客機。燃費性能や静粛性の大幅な向上が期待されており、既にロールス・ロイス製エンジンの採用が決定している。今回NTNが受注したのは、このエンジン向けの量産契約。


NTNは、航空エンジンやロケットエンジンなどに使用される航空宇宙用軸受について、実績がある。三重県の同社桑名製作所、及び連結子会社NTN-SNRのアルゴネ工場に航空宇宙用軸受専用の生産設備を保有している。今回受注した軸受についても、これら2工場で製造する計画が明らかにされている。受注成功に関し、NTN側はプレスリリースを発表しており、「2017年には世界の主要航空宇宙関連企業向けに年間75億円の販売を目指す」として期待を表明している。


詳細はNTNのプレスリリースを参照。
NTNプレスリリース「ロールス・ロイス社向けTrent XWBジェットエンジン用軸受を量産受注

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