2017年8月23日水曜日

JAXA、臼田後継局の空撮画像を公開。アンテナ基礎部鮮明に。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、建設中の深宇宙探査用地上局(GREAT)をドローンで撮影した空撮画像をフェイスブック上で公開した。画像からはアンテナの根元にあたる基礎部の形が鮮明に読み取れ、建設の進展が伺える。JAXAによれば、残り2か月をかけて基礎工事を完成させる予定だという。



JAXAは現在、長野県佐久市の臼田宇宙空間観測所で世界最大級の64mアンテナを運用している。過去には小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の通信を担ったことでも知られるが、老朽化対策や「はやぶさ2」(hayabusa2)で利用するKa帯への対応から、後継局の整備が求められてきた。このため、JAXAは後継局整備に向けて、衛星のプロジェクト管理に準じた「GREATプロジェクト」を設置し、後継局の研究開発・建設に取り組んでいる。


GREATは現在の64mアンテナ近傍の国有林で建設が進められている。アンテナのお椀にあたる部分の直径は54mで、現行局より小さいが、アンテナ表面の凸凹を0.6mm以下の精度とすることなどで、受信性能を維持することができるという。GREAT局の開局は平成31年度を予定している。


詳細はJAXAのフェイスブックアカウントなどを参照。
フェイスブック「JAXA 深宇宙探査用地上局
ファン!ファン!JAXA「次の宇宙探査の時代に向けて




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