ロケット打上げ支援作業や宇宙関連設備の保全・運用を事業とするコスモテックは、先月31日、地熱発電事業に参入すると発表した。コスモテックが発表したプレスリリースによれば、今後、大分県別府市に地熱発電所を開設する計画が明らかにされている。
今回、コスモテックが建設するのは、年間約277万kWhを発電可能な地熱発電所。別府市の地熱発電会社、瀬戸内自然エナジーから温泉蒸気の供給を受け、米国製地熱発電機4基により、発電する仕組み。一般家庭約770戸の需要を賄うことができるとされている。既に給水工事などが進められていて、完成は今年6月を予定している。初期投資は5~6億円とされており、投資回収に必要な期間として約8年間を見込んでいる。
コスモテックは、今回の地熱発電事業への参入について、「再生可能エネルギーの普及促進に貢献して参りたい」とのコメントを発表している。
詳細はコスモテックのプレスリリースを参照。
コスモテック「バイナリー発電事業への参入-別府市に発電所を建設-」