2014年1月20日月曜日

防衛省の次期輸送機XC-2、地上試験で不具合発生。強度確認中に貨物扉、後部胴体等が損壊。

防衛省は17日、次期輸送機XC-2について、地上試験中に不具合が発生したことを明らかにした。同省の発表によれば、強度確認のため、機内に加圧したところ、貨物扉や後部胴体等が損壊したとされている。XC-2は航空自衛隊岐阜基地で試験中だった。



不具合は1月7日に実施した試験中に発生したもの。XC-2の地上試験機を使用して、機内の気圧を一定に保ちつつ高高度を飛行できるために必要な機体構造の強度確認のため、設計時に想定していた気圧差の約1.2倍の圧力を機内に加圧したところ、試験機の貨物扉、後部胴体等に損壊が生じたという。


防衛省は、今回の不具合について、XC-2地上試験機の損壊等について確認を行った上で、不具合原因の究明、対応策の検討を行うとしている。XC-2はC-1輸送機の後継として、川崎重工などを中心に開発されてきた。現在は、来年度の開発完了に向けて空自岐阜基地で技術・実用試験が進められていた。


詳細は防衛省のプレスリリースを参照。
防衛省プレスリリース「次期輸送機XC-2の地上試験において発生した不具合について

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