宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、種子島宇宙センターの吉信大型ロケット組立棟(VBA)について、次期基幹ロケットに向けた改修を検討する意向を明らかにした。VBAの設計・製造業者に対して提案を求める公告を発表している。
VBAは、三菱重工などが製造した基幹ロケットについて、種子島宇宙センターで最終組み立てを実施する設備。高さ81メートルの建屋内部で、2機のロケットを同時に整備することが可能だ。組み立て後のロケットを搬出する一枚扉は世界最大の規模で、ギネスブックにも掲載されている。
今回JAXAは、VBAの設計・製造業者に対して、次期基幹ロケットに向けたVBAの改修提案を求める調達に着手した。公告によれば、VBAの維持費削減や老朽化更新、ロケット側への要求事項などについての検討が主な内容となる見通し。
詳細はJAXAの公告を参照。
JAXA公告「吉信大型ロケット整備組立棟の再構築に係る改修検討」
JAXA契約・調達情報「参加者確認公募の公告」
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