2017年9月6日水曜日

【平成30年度概算要求】JAXA、1,994億円を計上。「確実に世界的成果を目指す」

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、平成30年度の概算要求として、文部科学省を通じて1,994億円を計上したことが分かった。1日に、奥村理事長が定例記者会見で明らかにした。



現在進めているH3ロケット技術試験衛星9号機(ETS-9)先進光学衛星(ALOS-3)及び先進レーダ衛星(ALOS-4)などのプロジェクトについて引き続き取り組むとともに、国際宇宙探査ミッションの開発研究や深宇宙探査技術実験機(DESTINY+)に新規に取り組むとして、平成29年度の1,537億円に対し、457億円増となる1,994億円を計上した形。


なかでもH3ロケットについては340億円を計上している。JAXAは来年度を、(平成32年度初打ち上げに向けた)「ピークの年」と捉え、今年度比150億円増の予算を要求した形。


新規に予算要求を行うJAXA事業としては、深宇宙補給技術、有人宇宙滞在技術、重力天体離着陸技術、重力天体探査技術に関する技術実証等を目的とした「国際宇宙探査ミッションの開発研究」に約5.5億円、低コスト・小型軽量な宇宙探査技術の実証を行う深宇宙探査技術実験機(DESTINY+)に対し約3億円を計上した。


詳細はJAXAウェブサイトを参照。
JAXA「平成29年9月理事長定例記者会見

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