2017年8月30日水曜日

防衛省競争的資金:JAXA極超音速技術など14課題を採択

防衛装備庁は29日、同庁の競争的資金制度「安全保障技術研究推進制度」の平成29年度分の新規採択結果を公表した。公的研究機関や大学、企業等から104件の応募があり、14課題を採択している。



安全保障技術研究推進制度
出展:防衛装備庁説明会資料




安全保障技術研究推進制度は、将来の防衛分野の研究開発に資する基礎研究を対象とした競争的資金。平成29年度で3年目を迎え、既に「塗料より軽い」電子顕微鏡レベルの構造による発色技術などの成果が創出されているという。従来の数千万円規模の研究に加え、今年度からは5年で最大20億円を投じる大型研究も採択する大幅な拡充がなされ、募集件数(104件)・採択件数(14件)ともに過去最大となった。


(参考)防衛省が公表した新規採択課題のうち、航空宇宙関連と思われる主なもの

  • 極超音速飛行に向けた流体・燃焼の基盤的技術 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
  • 無冷却タービンを成立させる革新的材料技術に関する研究 IHI
  • マルチアングル3次元ホログラフィックGB-SARによる不均質媒質内埋設物の高分解能な立体形状推定に関する研究 JAXA
  • 電気化学的手法によるCFRP接着界面域におけるエポキシ当量測定 JAXA


詳細は防衛装備庁による採択研究課題の公表を参照。
防衛省「安全保障技術研究推進制度の平成29年度採択研究課題について
防衛装備庁「平成29年度新規採択研究課題について
防衛装備庁「平成29年度安全保障技術研究推進制度応募概要
防衛装備庁「平成29年度安全保障技術研究推進制度公募説明会
防衛装備庁「安全保障技術研究推進制度

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