2013年8月4日日曜日

海保、「だいち」後継機の画像利用へ。JAXAが画像データ関連の調達に着手。海氷監視目的。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、開発中の陸域観測技術衛星「だいち」2号(ALOS-2)による海上保安庁への画像提供について、関連調達を開始した。ALOS-2による海保への画像提供については、2009年に文科省宇宙開発委員会(当時)においても主要な開発目標として報告されている。



海上保安庁ではオホーツク海など北海道周辺海域における海氷について、海難事故を防止する観点から、監視活動を続けている。航空機、船舶による監視に加え、JAXAが提供する地球観測衛星からの画像も利用していることが明らかにされている。


JAXAは、09年に当時の文科省宇宙開発委員会において、ALOS-2による海保への海氷画像情報の提供を、ALOS-2プロジェクトの目標として掲げた経緯がある。今回、JAXAが調達に着手したのは、画像データの作成と海保への配信システムの構築支援などの業務。調達は競争参加者を公募する方式で行われる見通し。応募期限は15日まで。


詳細はJAXAが公表した公告及び、過去の宇宙開発委員会付議資料などを参照。
JAXA公告「オホーツク海及び北海道周辺における海氷密接度画像作成
JAXA契約・調達情報「参加者確認公募の公告
宇宙開発委員会におけるJAXA資料「陸域観測技術衛星2号(ALOS-2) プロジェクトについて
文科省宇宙開発委員会「宇宙開発に関する重要な研究開発の評価 陸域観測技術衛星2号(ALOS-2)プロジェクトの事前評価結果

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