宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、9月30日に筑波宇宙センターを特別公開する。JAXAはこれまでも1年に1回から2回のペースで筑波宇宙センターを一般に公開し、水ロケットの打上げ体験や宇宙飛行士による講演などを催している。平成29年度の特別公開の詳細について、公式な発表はなされていないものの、特別公開に関連しJAXAが行っている調達から、今年度も水ロケットや講演会を予定していることがうかがえる。
10日、JAXAが公開した「平成29年度 筑波宇宙センター特別公開の開催支援」の調達に関する調達仕様書では、特別公開当日用に「水ロケット」や「講演会場」といった立て看板を設置することを求めており、これらのイベントが今年度も開催されることはほぼ確実とみられる。
筑波宇宙センター (C)航空宇宙経済新聞 |
このほか、JAXAの調達仕様書によれば、当日はつくばエクスプレスのつくば駅とJR常磐線のひたち野うしく駅からシャトルバスが運航されることが明らかにされている。筑波宇宙センターはつくば市の産業技術総合研究所(AIST)や物質・材料研究機構(NIMS)などと隣接するエリアに所在する。最寄駅となるつくば駅からは徒歩35分、ひたち野うしく駅からは車で16分を要するため、シャトルバスが運行される模様だ。
特別公開の支援業務の調達は、10日に入札が行われたが、入札参加者が1者もない「入札不調」の状態となり、同日、再度の公告が公表された。今回の入札は23日までの参加申し込みののち、25日には落札者が決定する予定だ。
特別公開の詳細についてはJAXAの「ファン!ファン!JAXA」などを参照。
JAXA「9月30日(土)筑波宇宙センター特別公開開催!!」
JAXA「ファン!ファン!JAXA」
特別公開の支援業務の調達の詳細については、JAXAの入札情報公開システムを参照。
JAXA「入札情報公開システム」
JAXA「契約・調達情報」
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