宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、月周回衛星「かぐや」(SELENE)後継機の搭載機器として、地震計を候補としている旨を明らかにした。月着陸探査機(SLENE-2)の研究開発に関連する調達の公告において明記されている。
今回、調達手続きが行われたのは、「かぐや」後継機用の地震計に関する概念検討。地震計に関するキー技術について、試作と実現性の評価などを民間事業者に求める内容だ。
JAXAが公表している組織図からは、8月2日現在、SELENE-2のプロジェクト化は確認できていない。一方、同機構の月・惑星探査プログラムグループが設けたSELENE-2の紹介ページでは「2010年代中頃までの実施を希望」するとして、SELENE-2を通して月の地中観測や将来的な月面基地建設に資する月面探査などの構想を明らかにしている。
詳細はJAXAの公告を参照。
JAXA公告「月着陸探査機SELENE-2広帯域地震計の検討」
JAXA契約・調達情報「参加者確認公募の公告」
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