2014年1月8日水曜日

【小笠原西之島沖噴火活動】パスコ、新島の最新衛星画像を公開。新島と西之島がつながる。

パスコは7日、小笠原諸島西之島周辺における噴火活動に関する最新の衛星画像を公開した。昨年11月20日に西之島周辺で噴火活動が確認されたことをきっかけに、パスコは同22日より衛星画像によるモニタリングを行っている。これまでにパスコが公開した衛星画像の時系列比較により、新島が12月25日から1月5日にかけて西之島と繋がったことが分かる。



パスコがモニタリングと公開を行っているのは、独衛星TerraSAR-Xによる衛星画像。11日毎の同一軌道による撮影により、西之島周辺における新島が拡大する様子を時間の経過とともに追うことが可能だ。今回公開された今月5日時点での衛星画像では、ついに新島の面積が西之島を上回り、2つの島がつながった様子が明らかにされている。


西之島周辺の噴火活動を巡っては、宇宙航空研究開発機構(JAXA)も航空機搭載合成開口レーダを用いて、観測飛行を行う計画を明らかにしている。JAXAによる観測飛行は、今月15日に行われる見通し。


詳細はパスコの発表を参照。
パスコ「2013年11月 西之島 噴火活動モニタリング

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クラブツーリズム、宇宙旅行専門会社を設立。ヴァージンギャラクティックの公式代理店。参加旅費、一人約2,500万円。

クラブツーリズムは6日、民間宇宙旅行を専門に取り扱う子会社「株式会社クラブツーリズム・スペースツアーズ」を設立した。2005年からクラブツーリズムが始めたヴァージンギャラクティックの代理店業務を全面的に引き継ぐ形だ。ヴァージンギャラクティックは、英国ヴァージングループの宇宙旅行会社。2014年の初飛行を目指し、すでに予約を受け付けている。



クラブツーリズムはこれまで、宇宙旅行部を立ち上げるなどして宇宙旅行関連業務に取り組んできている。米国における法整備の進捗や、ヴァージンギャラクティックによる米連邦航空局(FAA)の認可を目指した動きなどを踏まえ、「現実的な商業運航開始が近づいている」として、今回の宇宙旅行部門の分社化に踏み切った形だ。


新会社が扱う宇宙旅行は2時間程度の宇宙飛行。米国より「ホワイトナイト2」輸送機で離陸後、空中で宇宙船「スペースシップ2」が分離され、宇宙空間へと上昇。弾道飛行により宇宙空間を体験した後、グライダー飛行により出発地に帰還するプランだ。


ヴァージンギャラクティックによる宇宙旅行には、すでに600人近くの予約があり、男性11人女性5人の計16人の日本人予約客も含まれるという。ヴァージンギャラクティック社は、就航開始後10年で延べ約3万人が利用するとしており、クラブツーリズムはこの約3万人のうち日本からの参加者が約900人に上るものと見込んでいる。クラブツーリズムはプレスリリースで、宇宙旅行について「成長を見込める新市場での事業展開」として位置付けていることを明らかにしている。


新会社が取り扱うヴァージンギャラクティックによる宇宙旅行プランの概要は以下の通り。

出発地:米国ニューメキシコ州「スペースポートアメリカ」宇宙港
行程:
       宇宙港から「ホワイトナイト2」輸送機により離陸
約45分後 「ホワイトナイト2」輸送機、「スペースシップ2」宇宙船を分離
約47分後 「スペースシップ2」、宇宙空間に到達。

        約4分間の無重力体験

約51分後 「スペースシップ2」大気圏再突入
約53分後 グラインダー飛行に移行
約98分後 宇宙港に着陸

※出発に当たっては、3日間の事前訓練と健康診断が必要。

参加料金:25万米ドル(約2,500万円)

詳細はクラブツーリズムのプレスリリースを参照。
クラブツーリズム「『民間宇宙旅行』を取り扱う専門の旅行会社を設立~いよいよ宇宙観光時代の幕開け!~

2014年1月7日火曜日

JAXA、使用済みフェアリングを活用した商品アイディアを募集。H-2B3号機のフェアリングを無償提供。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、宇宙ロケットのフェアリングの、回収後の活用方法の募集に着手した。国内の法人などに洋上回収されたフェアリングを活用した商品開発などの企画提案を求める構えだ。



フェアリングはロケットの先端部に取り付けられる人工衛星のカバーのこと。H2-AロケットH2-Bロケットでは、先端の白い部分がフェアリングに当たる。打上げ時の振動や音響、大気中を高速で飛行することにより生じる摩擦熱から人工衛星や宇宙機を保護する役割を持つ。ロケットが充分な高度に到達すると、フェアリングはロケットから分離される。JAXAでは、太平洋上などに落下したフェアリングについて、船舶との衝突事故などを防止する目的で洋上回収に努めているという。


今回、JAXAは洋上回収されたH-2B3号機のフェアリングを活用した商品開発企画を募集する。国内の企業などを対象に提案を求め、プレゼンテーションや選考を経てフェアリングの断片を無償で提供する計画。応募期限は今月末まで。
 
 
詳細はJAXAウェブサイトを参照。

藤倉航装、JAXAからポリエチレン気球の製作を受注。約5,000万円。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、ポリエチレン気球の製作に関する入札結果を発表した。JAXAが公表した入札結果によれば、4,760万円で藤倉航装が受注したことが明らかにされている。



JAXAでは、科学観測用大気球を「人工衛星や観測ロケットと並ぶ、科学観測と宇宙工学実験のための飛翔体」と位置づけ、北海道の大樹町で観測実験を実施してきた。昨年9月には、世界最薄のポリエチレン気球を放球している。


調達は入札価格を評価する一般競争入札で行われた。開札は先月26日に実施されている。


詳細はJAXAの入札情報公開システムを参照。
JAXA「入札情報公開システム
JAXA「契約・調達情報

イプシロンロケット、「2013年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞 日本経済新聞賞」を受賞。

日本経済新聞(日経新聞)は6日、「2013年日経優秀製品・サービス賞」の受賞製品を発表した。最優秀賞 日本経済新聞賞として、イプシロンロケットが選定されている。



日経新聞では毎年、特に優れた新製品・新サービスを選定し、「日経優秀製品・サービス賞」として表彰している。前身の日経・年間優秀製品賞から合わせて、今回で32回目を迎える。今回は日経産業新聞賞の最優秀賞に5点、優秀賞に9点を、さらに日経産業新聞の創刊40周年を記念した特別賞として6点を、小宮山宏三菱総合研究所理事長らの審査委員会が選定した。


イプシロンロケット(模型)
イプシロンロケット(模型)
(C)航空宇宙経済新聞

今回の受賞を受け、JAXAは「イプシロンロケットの更なる改良・低コスト化に努め、宇宙の利用と研究開発がさらに発展し、世界中のすべての人々にとって宇宙がより身近なものになることを目指し、日々まい進します。 」とのコメントを発表している。最優秀賞ではイプシロンロケットの他に、豪華寝台列車「ななつ星in九州」などが選定されている。表彰式は2月5日午前11時から都内のホテルで行われる予定。


詳細は日経新聞のウェブサイト、JAXAのプレスリリースを参照。
日経新聞「日経優秀製品・サービス賞2013
JAXAプレスリリース「イプシロンロケットが『2013年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞 日本経済新聞賞』を受賞